公演情報
佐藤佐吉賞Reborn
「ガムガムファイター」
脚本 池田美樹(劇団きらら)
演出 井上瑠菜(露と枕)
2021年8月11日(水)~15日(日)
花まる学習会王子小劇場
あらすじ
とにかく毛は気をつけて下さい。
一本でも落ちてると、超イメージダウンなんで。
広告代理店を辞めてラブホテルの清掃を始めた40男。
客の遺した排泄物と格闘する日々。
ある晩、アパートに凄まじい形相の女が現れ、それまでの「棚上げ人生」を覆すような日々が始まる…!
もう後がない…と思った後に搾り出すファイトの物語。
滋味ある人物造形と透徹した視点で精緻に描かれた所謂「中年文学」を、
瑞々しい感性あふれる「青春性」を持った視点から再評価し、立ち上げる。
タイムテーブル
8月
11日(水)19:00
12日(木)14:00/19:00
13日(金)19:00
14日(土)13:00《託児》/18:00
15日(日)12:00/17:00
※上演時間は約90分を予定しています。
※受付開始・開場は共に開演の30分前です。
※14日(土)13:00の回は託児サービスを実施します。
(要予約。イベント託児・マザーズ0120-788-222/0才・1才2,100円 2才以上1,050円)
チケット
2021年7月3日(土)12:00 チケット予約受付開始
《全席自由席》《当日精算》
一般 3500円
25歳以下 2500円(要証明)
18歳以下 500円(要証明)
チケット予約フォーム
アーカイブ配信
アーカイブ配信視聴チケット 2000円
※生配信ではありません。
※配信開始は8/21(土)18:00を予定しています。
配信視聴チケット
※クレジットカード決済、またはコンビニ決済をお選びいただけます。
会場
花まる学習会王子小劇場
東京都北区王子1−14−4 B1階
王子駅より徒歩5分。 JR京浜東北線は「北口」、
東京メトロ南北線は「4番出口」から北本通りを直進。
「まいばすけっと 王子北本通り店」というお店の地下です。
キャスト
安東信助(日本のラジオ)
井内ミワク(はえぎわ)
小川夏鈴
鈴木研(第27班)
阿部公平(ネジマキトカゲ)
百々ともこ(劇想からまわりえっちゃん)
樋口双葉
髙橋陸生(劇団木霊/劇団夜鐘と錦鯉)
演出
井上瑠菜(露と枕)
撮影:保坂萌
露と枕 主宰。
1996年10月2日生まれ、茨城県出身。
2015年に早稲田大学演劇研究会に入会、同サークル内はじめての女性主宰として2018年「露と枕」を旗揚げ。「優しい悲劇」をコンセプトに、閉鎖的な空間や関係性から巻き起こる、壮大で繊細な夢物語を紡いでいく。
シアターグリーン学生芸術祭(SAF)Vol.12 最優秀劇団賞
おうさか学生演劇祭Vol.12 優秀演出賞を受賞
脚本
池田美樹(劇団きらら)
劇団きらら 代表。
1963年4月10日生まれ。熊本出身・在住。
1985年 劇団きらら旗揚げ。以降、全作品の作・演出をつとめる。
ワークショップ講師・イベント演出・CMナレーションなど多方面で活動中。
ものづくりの信条は「とんちと愛嬌」。
「ぼくの、おばさん」(2014年)で北海道戯曲賞優秀賞・佐藤佐吉賞最優秀脚本賞受賞。
「気持ちいい穴の話」(2018年)で熊本県芸術文化祭奨励賞受賞。
日本劇作家協会九州支部事務局長・熊本演劇人協議会副会長。
スタッフ
音楽 大垣友(マチルダアパルトマン/第27班)
舞台監督 大石晟雄(劇団晴天)
音響 イサカトモフミ
照明 吉本琉奈(早稲田大学演劇研究会)
照明アドバイザー 黒太剛亮(黒猿)
舞台美術 里森恵
演出助手 木村穂香 加藤奏汰 関口真生
宣伝美術 内田倭史(劇団スポーツ)
記録撮影 市川唯人
制作・プロデューサー 池亀三太
企画・製作 佐藤佐吉演劇祭実行委員会
協力
花まる学習会王子小劇場 krei inc. ECHOES C&Oプロダクション 劇団きらら 露と枕
日本のラジオ はえぎわ MCR 第27班 ネジマキトカゲ 劇想からまわりえっちゃん 劇団木霊 劇団夜鐘と錦鯉
佐藤佐吉賞Reborn 企画概要
これまで「佐藤佐吉賞」を受賞した作品の中から、新たな形での上演を観てみたいと願う脚本を選出し、
これからの日本の演劇シーンを背負って立つであろう才能ある若手演出家の手によって新たな演劇作品として立ち上げる企画。
佐藤佐吉賞とは
花まる学習会王子小劇場で年間上演されたすべての公演を対象に、優れた作品・戯曲・演出・舞台美術・照明・音響・衣装・宣伝美術・主演男優/女優・助演男優/女優の各部門を表彰するもの。
過去、数々の話題公演・新進気鋭劇団・演劇人を受賞者から輩出しており、最近では授賞式における演劇人の交流も、新たな表現を生む土壌となりつつある。
企画意図
演劇公演の多様な提案
(コロナ禍における若手アーティストの活動支援)
常に新しいものを求め続けられる小劇場は新作至上主義が根強く、若手の脚本家が疲弊し、創作の継続を断念するといった実情をよく耳にしてきました。
若い才能が創作に行き詰まったときに、自作の再演という道や、自作以外の脚本に挑み、演出家としての活路を見いだせるような提案ができればと考えています。
また、この1年以上の期間、演劇はコロナ禍において大きな打撃を受けました。とくに未来の日本の演劇シーンを背負って立つであろう若いアーティストへの影響は顕著で多くの才能ある若者が演劇という道を諦め去っていきました。創作側の人材だけでなく観客の足も劇場から遠のき、演劇を観る習慣、文化までも失われつつあります。これらの事実は10年後、20年後の日本演劇文化に大きく影響してくると思われます。演劇祭実行委員会として、20年近く若手アーティストを中心に招聘して演劇祭を開催をしてきた我々だからこそ提案ができる、若手アーティストの救済企画、そして観客の客席への回帰の一助となる企画を生み出せると考え、今回の公演を企画しました。
世代を超えた才能の交流による、時代を跨いだ作品の再評価
これまで「佐藤佐吉賞」という形で評価してきた作品を新たな演出で創作することによってより一層作品の価値を上げられるのではと考えました。
シェイクスピアやチェーホフが長い年月を経ても色褪せることなく、世界中で繰り返し上演を続けられているように、いい脚本はどんな時代でも、ありとあらゆる演出方法や観客の目にも耐えられるのではと考えています。
脚本が刹那的に消費されるだけでなく、その時々の時代の最先端を走る演出家の手によって上演され続けることによって、脚本の真の価値を見出していきたいです。
そして、初演時に目撃できなかった新たな観客との出会いを生み出したいと考えています。
若手演出家の育成
若手劇団のほとんどが脚本と演出を兼ねて創作していることが多いが、そういった創作の現場では演出に納得出来なかった場合に、脚本を改変して解決してしまう場合も珍しくないのではと思います。それが一概に悪いこととは思いませんが、それでは本来の演出家として技量はぼやけてしまうのではないかと思います。
他人の執筆した、それも、過去にすでに評価をされ一定の上演成果をだした作品に挑戦することによって、演出家として真の実力を試される場となり、若い才能の成長の場となるのではと考えています。
そして、演出家としての仕事の幅が広がり、より一層飛躍することを願っています。
この企画を通して、演出家に限らず、将来的に演劇祭に参加していただけるような将来有望な才能ある俳優、スタッフを育成していきたいと考えています。
佐藤佐吉賞Reborn プロデューサー
佐藤佐吉演劇祭実行委員会 実行委員長
池亀三太
新型コロナウイルス感染拡大防止対策について
ご来場のお客様へのお願い
公演に際して独自に定めた新型コロナウイルス感染予防対策指針に沿って、
キャスト、スタッフの感染防止対策を実施します。
緊急事態宣言期間中の公演実施につき、客席収容率は定員の50%以下にして上演いたします。
ご来場のお客様には、以下のご協力をお願いします。
マスク着用
必ずマスクを着用の上ご来場いただき、マスク着用のままでのご観劇をお願いします。また客席内での会話は極力お控えください。水・お茶のみ客席内にお持ち込みいただけます。
検温
ご入場時に非接触型の体温計で検温をさせていただきます。37.5度以上の場合ご入場をお断りさせていただきますのでご理解くださいませ。
また、体調が優れない場合は無理をせず、ご来場をお控えくださいませ。
手指消毒
ご入場時にアルコール消毒液にて手指消毒をしていただきます。アレルギーなどある場合はご申告ください。その場合は石鹸での手洗いをお願いします。
ソーシャルディスタンスの確保
舞台と客席の距離、客席同士の距離を充分にあけるため、客席数を減らして設置いたします。また、受付やお手洗いへの間隔をあけての整列をお願いします。
また、劇場内ロビー客席含め、極力会話はお控えください。
連絡先のご申告
チケットご予約時にご連絡先をご申告いただきます。
万が一、感染者、感染疑いが出た場合は保健所等の公的機関や、医療機関に積極的に協力し、必要であれば情報提供を行います。個人情報は上記以外の目的では使用いたしません。
差し入れ・スタンド花等について
差し入れ・プレゼント・スタンド花等はすべてお断りしております。
キャストとのご面会について
終演後の出演者との面会はございませんのでご了承ください。
また、劇場外での接触もご遠慮ください。
払い戻し対応について
上演中止となった場合、体調不良や感染疑いによりお客様のご来場ができなくなった場合のチケット代金は全額払い戻しをさせていただきます。
ご来場キャンセルの場合は必ずご連絡をお願いします。